はぁ・・・もう嫌だ・・・
どうしたんですか??
職場でやたらと私を攻撃してくる人がいるんです。何もした覚えはありませんが、事あるごとに棘のある言葉が多くて・・・。
私はYouTube配信しているんですが、アンチコメントに病みそうです。気にしないようにしていても、やっぱり気になっちゃって・・・メンタル弱い自分が本当嫌です。
そうでしたか。対面でもネットでも、必ずアンチっていますもんね。ある意味でアンチとの付き合いは人生の課題とも言える永遠のテーマです。
学校に職場、あらゆる場所で自分とは相性の悪い相手というのは少なからずいるものですよね?
相性が悪いだけならば良いのですが、積極的にこちらを攻撃してくる人もいます。
いわゆる「アンチ」と呼ばれる存在です。
今回はアンチが渦巻く医療現場で働く私が、独自の視点でアンチに対する対応で成功した方法を解説していきます。
今回の記事を読めば、アンチに傷つかなくなることはありませんが、余裕を持って向き合う事ができるようにはなるでしょう。
アンチに対する心構え
まずはアンチに対する自分なりの心構えをしっかりと持っておきましょう。
ここが曖昧だとちょっとした批判にも強いストレスを感じてしまいます。
ひろゆきにはじまり、世の中には、ある程度アンチに対する耐性のある人がいます。
彼らの多くは、自分の中でアンチに対する向き合い方が確立しているからです。
暴言に傷つかない人はいない
「アンチコメントは気にしません、平気です」という人がいますが、あれはほとんどの場合虚勢です。
まず、肉体的であれ、精神的であれ、暴力に傷つかない人などこの世にはいません。
それは論破王のひろゆきとて同じです。
言葉とは度々「見えない包丁」と例えられる事があります。
要するに使い方次第で凶器にもなりうるものという例えです。
包丁は野菜を切る分には便利な道具ですが、一度人に向けられれば凶器になります。
特に人格の否定や大切な人に向けられた批判など、自分が価値を置いているものへのヘイトスピーチは傷つかないはずはありません。
ですが考え方や、捉え方を少し変えることで、そのダメージを何割か軽減することはできます。
2:7:1の法則
カール=ロジャースが提唱した「2:7:1の法則」とは、10人の集団がいた場合、「1人は敵」「2人は味方」「7人はあなたの態度次第で変わる中立」という集団における法則のことです。
これはクラス、部活、会社、国、世界と大小問わず集団というものに必ず当てはめることができます。
日本の人口をざっくり1億人だとすれば、1000万人はあなたのアンチ、2000万人はあなたの味方ということができます。
あなたを否定する人がいても、マクロな目線で見れば1000万人の内のたった1人というだけのこと。
敵だらけ!と思う場面においても、多くの人は保身のために表面上あなたを批判しますが、実はあなたの味方であるというケースは珍しくありません。
2016年のアメリカ大統領選がその最たる例です。
街頭インタビューではほぼヒラリー推しの人が多かったにも関わらず、実際に勝利したのはトランプ大統領でした。
表向きは良識人に思われたいため、ヒラリー氏を応援するふりをして、実際には多少粗暴でもトランプに期待したいという本音の人が多かったという結果です。
つまり、表面化しないだけで、実はあなたの「敵」、実はあなたの「味方」という可能性があるということ。
全てを敵と決めつけず、まずは目に見える味方の存在を大切にしましょう。
マイナスを運んでくる人間とは一貫して関わらない
アンチに対しても誠心誠意対応することが美徳とされていますが、それは仕事上やむを得ない場合に限ります。
プライベートやクラス、職場などで大して関わらなくても良い人間にまで一々真面目に対応する必要はありません。
相手が自分のアンチならば挨拶など最低限の関わりに限定して良いのです。
なぜなら心の健康は全ての動作パフォーマンスに影響するからです。
何かを継続したり、自分の気持ちを貫くに、心は極力健康な状態にあった方がいい。
そのためには何もかもを受け入れるのではなく、ある程度線引きをしなければなりません。
アンチでもそこに学びがあると感じるのであれば、貴重な意見として対応すればいいのですが、一方で、ただストレスの吐口に利用されているような、チープな感情論には反応すらする必要はありません。
完全にシャットアウトしてしまえばいいわけです。わざわざ毒物を飲んで学びになることなどないのですから。
しかし真面目で繊細な人間ほど、他人の自分に向けられる攻撃的な態度や悪口などに対して、何か仕返ししてやろうとか、何か言い返してやろうとか、考えてしまいますよね。
けどそれは率直に言って時間と心的労力の無駄です。
反撃してそれなりに相手を打ち負かすことができたとしても、残るものなど何もありません。
結果貴重な時間やエネルギーを消費しただけで終わってしまう。
それはプラスどころかマイナスです。
そういった人間とはコメントやメールなど文字の上であったとしても相手にする必要はありません。
無駄なものに囚われないよう、しっかり線引きしたいものですね。
お勧めの対応2選
セリフを決めておく
これは予防策に近いのですが、アンチに対する対応を予めいくつか決めておくことは有効です。
予め決めておくとか無理じゃん??
と、思われるかもしれませんが、アンチなコメントというのは多くの場合パターンが決まっています。
あなたのコメントが嫌い。というかあなたが自体が嫌い。純度100%感情論で批判する人
この人は正面からまともに向き合う必要がありません。
なぜなら、何があってもあなたを批判したいと思っている人だからです。このタイプの見分け方は簡単です。
こちらが論理的な説明をしているにも関わらず、明確な理由もなしに受け入れない人です。
人が動かないのには大きく三つの理由しかありません。
A:理解できていない人、B:理解できた上で必要性を感じない人、C:感情的に受け入れられない人の三つです
この場合Cに該当します。否定する理由が曖昧だったり、理由を語らない場合、ほぼ間違いなくCなので、もはやロジックな関わりは破綻しています。
具体的な対応としては、「善処します(状況に応じて対処すること)」の一言以外会話は不要です。
私は基本的にこれしか言いません。
自分の意見が正しいと疑わず、それを正論で正そうとしてくる人
このタイプは少々厄介です。悪い人間ではありませんが、そもそも価値観や考え方が異なる場合があります。
正義感が歪んでおり、自分の意見を他人に押し付けようとするタイプです。
このタイプは、自分の意見に非常に自信がなく、その裏返しとして相手を自分の考えで染めようとしてきます。
自分の意見に自信がある人、というのは他人の意見はしっかりと尊重できる人のことです。
例えそれが多少歪んだ考えだったとしても
「自分とは違うけれど、それがあなたの意見なんですね」
と自分と他人を切り分けてありのまま受け止めることができます。
自信がないが故に、それを証明しようとするかのようにあなたを自分の価値観で修正しようとしてきます。
この手のタイプは真面目である可能性があるので、意見は最後まで傾聴した上で、意見が合わない場合は
「そういう視点もありますね。」と言って離れましょう。
一度相手を肯定し、その後否定も肯定も無視もしない言葉です。
イライラの吐口にしている人
このタイプは、個人的には無視でいいと思っています。
なぜなら、こちらが論理的で建設的な話をしているにも関わらず、意味の通じない理屈で批判してくるので、そもそも会話が噛み合いません。
極論を言えば、「お前が100回土下座しないと許さない」と思っている人は、100回の土下座がないと納得しない。これが感情論です。
理屈ではなく感情でしか納得できない人との関わりでは、必ずlose /winの関係しか築けません。
どちらかに必ずしこりとして不快な気持ちが残ります。
一方で理由や理屈の通じる批判者は、基本的には双方納得できるwin /winの関係を望みます。
この場合は真摯に傾聴する必要があるでしょう。
しかし言われ放題でどうしても言い返したい方は反論も良いでしょう。
でも私はあえて無視をお勧めします。
理由は
悪口に対してあなたが反応すれば、相手の感情をあなたが受け止めたことになってしまうから。
プレゼントもそうですが、相手が受け取ってくれなければ、行き場を失ったプレゼントはその人の手元に残るだけだからです。
負の感情は受け取らない(反応しない)
それが感情論で攻撃してくる相手に対して最も有効な手であると思うからです。
元々はあなたが好きだったが、期待外れな一面を見てアンチ化した人
元々仲の良かった人が、急に素気なくなり、それどころか言葉で攻撃してくるという場面があります。
こちらからすれば
え?え?あ・・お・・ん・・・どした??
ってなりますよね?
それはあなたの何気ない一面が、相手にとって許せないくらいのデットポイントだった可能性があります。
例えば、真面目そうにみられていて、実は昔女遊びが酷かった、などのケースでは相手が女性の場合「そんな人だとは思わなかった」とイメージダウンは大きくなります。
あなたへの期待値が大きかった分、期待はずれの反動が大きいのです。
ある意味では裏切られた気持ちに近いのかもしれません。
とはいえ、価値観は十人十色。何がその人にとって地雷になるのかなど分かりません。
それを一々気にしながら会話するなどストレス以外何者でもない。
従って、このタイプのアンチには今までと同じように接し続けることです。
最もやってはいけないのが無視と反撃です。
なぜなら、相手の中では「良いあなた」と「悪いあなた」が混同している状態だからです。
関わりたくないからと無視をすれば、完全なアンチ化してしまいます。
が、どれだけ棘のある態度を取られても、今までと同じように接することで、相手は変わらないこちらに対して徐々に落ち着きを見せてきます。
反撃も良くありません。元々あなたのことが好きだった人に反撃をしてしまうと、ただのアンチ以上に修復が困難になってしまうからです。
全てのアンチに効く魔法の言葉(かなり有効です)
そんなんもんあるわけないだろ!と思うかもしれませんが、あくまでも私の経験上、この言葉で大抵のアンチは言葉を閉ざしてきました。
それが
その通りですね!
です。
相手の意見を丸っと肯定してしまう言葉です。
なぜこの言葉が有効なのか。それはアンチはあなたの反論こそ、動力源になっているからです。
「お、反論してきた、ここからどう論破してやろうか」とまるで水を得た魚のように生き生きとあなたを攻撃するはずです。
しかし、あなたが初手から相手を全面的に肯定するこの一言を言って仕舞えば、相手はそれ以上いう言葉がなくなってしまうわけです。
だって相手の意見を受け入れたのですから。
これは反論せずに我慢して受け入れろ、という意味ではありません。
「あなたのおっしゃる通りですね。私は・・・」という風に、クッションを置いてから自分の意見を言えばいいのです。
それでも反論してくる人がいます。
そんな時は何度でもこの言葉を繰り返します「はい、その通りだと思います。」
そして「私は少し違った視点で考えていまして・・・」とあくまでも視点が違うということを強調した上で自分の意見を言いましょう。
例えるなら、2台の電車は同じ線路なら前後で追突してしまいますが、違う線路なら並走するだけで衝突はしないのと同じです。
同じ土俵で戦っていると見せかけて、実は違う土俵で意見する。
そんな状況を作り出すことができるのがこの言葉です。
私個人もこの言葉には幾度となく助けられてきました。
相手を否定することなく自分の意見も言えるので、私の中では最も使い勝手の良い魔法の言葉です。
ぜひ試してみてください^ ^
まとめ
いかがでしたか?
自分と合わない人、理不尽に虐めやパワハラをする人は、どの集団にもいるものです。
しかしだからと言ってその都度その都度環境を変えていたのでは終わりがありません。
まずはアンチは必ずいるもの、という前提のもと、どう上手く付き合っていくかを考える方が、その後自分の強みになります。
今回は私独自の目線でのお勧め対応を記載しましたが、対応慣れしてくると次第に自分なりの対処法が確立してきます。
今回の投稿が、アンチに悩む読者にとって少しでもストレスの軽減になれば嬉しく思います。