今就活中で、もう7社も落ちてしまったんですよ・・・💦
私は進路で悩んでます。とりあえず彼氏と同じ大学にでもいこうかな・・・
お二人とも、何かやりたいことはないんですか?
あんまり考えたこともないなぁ・・・やりたいことがある人って羨ましいです。
では、僭越ながら、少しだけ人生の先輩として助言しましょう。やりたいことの見つけ方についてです。
どうせ「迷ったらどっちが楽しいかで選ぶ」とかアニメの台詞みたいなことですよね?
残念ですが違います。ここでは人の脳機能に焦点を当てて論理的に見つける方法を私の体験談を踏まえて解説します。
学生は進路に悩み、就活生は内定を取るために今から必死に活動している人も多いでしょう。
- 「将来やりたいことないなぁ・・・」
- 「そもそも自分には何ができるんだろう??」
- 「やりたい仕事じゃない。でも就職できるならもうどこでもいいや・・・」
そんな風に迷い、諦めていませんか?
確かに、この世で本当にやりたい仕事に従事できている人は一握りかも知れません。
それでも、自分がやりがいを持てる仕事かかどうかは、今から選ぶことができるんです。
なぜなら、やりたくない仕事や、やり始めてもやりがいを全く感じられない仕事を続けると
人生の幸福度が下がるばかりではなく、生涯にわたって自己肯定感の低いネガティブな人生を送ることになってしまうのです。
今回の記事を読めば
- 誰でも実践できる、やりたいことを見つける具体的な方法
- なぜやりたくない仕事を続けてはいけないのか
を知ることができます。
やりたいことが見つける、重要な4つの質問
質問1:子供の頃、一番夢中になっていたことは何か?
皆さんは子供の頃、どんなことをして遊んでいましたか?
室内でゲームをしていた子もいれば、外で遊んでいた子もいますよね?
いずれにせよ、当時の自分をよく思い返してみましょう。
あなたが最もやりたいことというのは、実は幼少期の頃の遊びに答えがあるのです。
なぜなら、自分の好き嫌いさえ、理屈で物事を取捨選択するようになるのが大人だとするならば
無垢で何の理屈も合理性もなく、ただひたすらにやりたいことを思いのまま楽しめていた
そんな子供の頃の方が、自分の感性が研ぎ澄まされているからです。
私の場合は、家庭が貧しかったこともあり、なかなか欲しいおもちゃを買ってもらえなかった背景があります。
欲しいものは、見様見真似で手作りしていたのを覚えています。
その想像性や創造性が、大人になってから現在の仕事に生き、それがそのまま私のやりがいにつながったこともあります。
出来上がった時の達成感はもちろんですが、テレビに映るあのおもちゃを、どう再現しようか。
子供ながらに稚拙な思考を巡らせ、脳内で設計図を思い描いていた時間さえも、楽しい瞬間でした。
そこで私に培われたのは「自分ならどうするか」という考え方です。
この考え方がヒントになり、より個性を発揮できる自由度の高い職種の選択につながったのです。
あとはその実現に向けてただ努力しました。
ここで最も強くお伝えしたいのは
純粋に自分のアンテナを信じることができなくなった大人
童心を忘れた大人に、人生におけるクリエイティブな選択などできないということです。
質問2:自分の短所は何か?
よく誤解されがちなことの一つに、やりたいこと=長所を生かせることと思っている人が多いことです。
が、実際にはその真逆です。
人間が本当にやりたいことというのは、自分が短所だと思っていることが他社貢献になったと思えた時なのです。
もちろん、長所が人の役に立てるのならそれに越したことはありません。
しかし、人間とは自分の長所とは真剣に向き合わないものです。
嫌でも意識してしまい、人生にまとわりつくのは短所なのです。
普段は目を逸らしてしまいがちな一方、容易に目の当たりにさせられるものでもあります。
人は自分の長所よりも、短所の方がよく理解しているものなのです。
従って、その短所を他人のために使うことができれば、それはそのまま長所として認められます。
私は元々かなり神経質で頑固な性格でしたが、その性格が仕事ではきめ細やかさや粘り強さとして認められました。
多くのクライアントからも感謝をいただけました。
それは長所以上に、よく知る短所を使いこなすことができたからです。
一見してあなたが短所だと思っている要素があれば、まずはそこに着目してみることをお勧めします。
質問3:心が最も揺れ動いたものは何か?
皆さんは普段の生活で、強く心が動かされたことは何でしょうか?
強い怒り、強い悲しみ、強い喜び、強い感動。
そう言った、感情が強く突き動かされるものにこそ、あなたが情熱を捧げるに値するヒントがあります。
私は、まだ子供が妻のお腹にいた頃、とある昼のニュースを見ていた時に感じました。
それは子供が車に轢かれて亡くなったというニュース。
いつもなら「最近多いな、ひどい大人がいたものだ」程度に聞き流していたニュースです。
しかしその時は違いました。
腹の底から煮えたぎるような怒りを覚えたのです。
特にその容疑者が反省の色を見せなかった時には我が事のような不快感を感じていたのを覚えています。
その時気づいたのです。
妻の中に自分の子供がいる。
将来もしかしたら、自分の子供も同じように被害者になる可能性があると。
そこで今自分がエネルギーを注ぐべき事柄が明確になりました。
子供のために、妻のために、父親として家族を守るために必要なことが足りていない。
今自分がやりたいこと、それは子育てなのだということに気づけたのです。
そこからは、基本的な育児のことに加え、母の役目、父の役目、幼少期に健全な発育につながる情報など
手当たり次第に調べ上げました。
育児休暇も長期間取得しました。
妻との二人三脚で育児を行いました。
当事者意識を持って取り組んだつもりです。
そう言った姿勢は、あのニュースを見て、あの感情をスルーしていたら、きっと湧かなかったかも知れません。
そして強く心動かされた事柄というのは、長期間にわたって持続するものです。
私は今も当時と同じ情熱を持って子供と関わっています。あの時のニュースは今でも思い出されます。
ここで私が最もお伝えしたいことは
目的は作るものばかりとは限らない、思い出すものでもあるということです。
あなたが過去、一番心揺さぶられた出来事は何ですか?
質問4:憧れているヒーローはいるか?
あなたには、あんな風になりたい!と思える自分だけのヒーローはいますか?
4つ目の方法は、お手本になる存在を見つけることです。
それが親や友人、好きな芸能人、果てはドラマやアニメのキャラクターでも良い。
とにかく、自分は「こんな生き方をしたい」と思える投影できる対象を見つけましょう。
私は、社会人になってしばらく、アニメのルパン三世が大の憧れになりました。
なぜなら、彼こそ、私が求める「プロフェッショナル」のお手本そのものだったからです。
私がルパン三世に憧れる理由は
- ポジティブに自分の仕事を楽しんでいる
- 盗み方には彼にしかできない付加価値がついている
- 腹を括っているから自信に溢れている
- 卓越した技術と思い切りの良い奇抜なアイディア
- 欲求に忠実な貪欲さ
- 遊び心旺盛。
- 舐められているわけじゃないのにとっつきやすい人間性
ご存知の通り、ルパンはアニメの登場人物であり、架空の存在です。
しかし、私は彼のような人間になりたいと思い、それを目指してきました。
どんなに辛い時も「ルパンならどうするだろうか」と考えました。
その考えのおかげで、窮地を脱したことは一度や二度ではありません。
彼は私にとって憧れである一方、人間としての道標となったのです。
その思いはただ一つ、ルパンのような自由で格好良い生き方をしたい、それだけでした。
人生におけるお手本を見つけることもまた、自分のやりたいことを見つける大きな手がかりとなります。
何をしたいのか、どうなりたいのか、目標を定めて、今の自分に足りないものを一つ一つ獲得していく。
そうすれば、自ずとやりたいことは見つかりますし、将来必ず理想の自分に近づくことができるのです。
私はこの方法を「英雄道」と呼んでいます。
やりたくない仕事を絶対に続けてはいけない3つの理由
理由1:自分に否定的な人格が出来上がってしまう
人間が、社会で自分の存在意義や充実感を得るために最も必要なのは承認欲求です。
これは女性よりも男性に高い傾向がありますが、近年の研究では女性の社会的承認欲求も高まっていると言います。
しかし、事実として、前述したように本当に自分のやりたい仕事に従事できている人はほんのひと握りの人です。
承認欲求を満たすためには、何よりも自分が役に立っている、認められているという実感が重要になります。
やりたくない仕事を選べば、モチベーションやパフォーマンスも下がります。
モチベーションのない仕事でイノベーションを生むことは容易なことではないのです。
今、あなたがはっきりと「これこそ自分が輝く天職だ!」と言えないのであれば
それは「やらされている仕事」ということです。
ではやりがいのある仕事とはなんでしょう?
- 時間を忘れて没頭してしまえること
- 努力が苦に感じないこと
- 自分の創意工夫の余地があること
- 自分だけの個性が出せること
- 第三者に貢献していることが実感できていること
学術論文上ではこのように定義されることがあります。
従って、自分以外の替えが容易に効いてしまう、自分というものが表現できない環境というのは
その分、自己肯定感が下がっていくことになります。
こうした自己肯定感を下げる作業を毎日繰り返したらどうなると思いますか?
どうせ自分には無理だ、うまくいくはずがない、きっと嫌われている、自分のせいかも知れない、等々。
人間は自分という人間に存在意義を感じられず、何をするにしても自己否定的な考えしか浮かばなくなります。
幸せそうな人を見ては妬み、恨み、陰で他人を貶めるようなことさえしてしまう。
行き場所のない欲求を、会社や第三者へ向けてはクレーム者扱いを受けてしまうことも。
本来人は自分を肯定したい生き物です。
それを環境によって自己否定せざるを得ない状況が続けば、やがてその不満は心のバケツから溢れてしまいます。
そして心を病んでしまい、本当に社会から弾かれるようになってしまう人は決して少なくないのです。
だからこそ、やりたい仕事につくことができなかったとしても、自分なりにやりがいが持てるかも知れない
そう思える仕事を選ぶことを強くお勧めします。
理由2:時間の浪費
二つ目の理由は時間に関する価値観です。昨今、時間に価値をおく人は当たり前のように増えました。
その中で、仕事を選ぶ際に注意したいのは
自分にとってやりがいを見出せない仕事というのは、単純に時間の浪費であるということです。
一応、生活のための仕事という意味では、浪費という言葉の持つ「無駄に」というの適切ではないかも知れません。
しかし、それを継続することで生まれるものを考えた時、どのような生産性があるのでしょうか?
やりがいを見出せない今の仕事を続けることで、その先にどのような結果を期待しているのでしょうか?
おそらく、多くの人は生活のため、ただなんとなく仕事をするという日々のルーティーン化しているのではないでしょうか?
ただ生活費のためになんとなく、無難に、波風を立てず、言われたことだけをこなす・・・
そう言った働き方は確かに楽かも知れません。
しかし常態化されたその働き方は、「自分らしく働くこと」を放棄してしまうことにつながります。
人間は現状維持がとても大好きな生き物です。
現状の環境に慣れてしまうことで、「ぶっちゃけこのままでもいいか」と進歩を止めてしまうのです。
しかし時間だけは無常にも過ぎていき、気がつけば、自分のやりたいことをするには手遅れな状況が出来上がっている。
自分なりにやりがいを持てる仕事をしている人は、より先をみようとすることができます。
自分にはこう言った得意もあるかも知れない、こう言ったことも挑戦してみよう。
そう言った自分を肯定的に捉える機会が多く、自分の可能性を信じることができるようになります。
従って、未来思考になり、良い循環が生まれ、様々なことに挑戦する気力も湧いてくる。
だからこそ、自分を賦活させるために、環境選びは非常に大切なのです。
自分をコントロールするための環境を作る力。
これこそが、社会で幸福度の高い生き方をする上で、なくてはならない能力なのです。
理由3:人生の幸福度が下がる
前述したように、やりがいの見出せない、やりたくない仕事を長期間続けることで、自己肯定感が下がるという話をしました。
人の不幸は、往々にして他人との比較から生まれるものです。
自分なりにやりがいを見出すことができる仕事、またはやりたい仕事というのは、それそのものにプライドを持てます。
これによって、他人との比較に翻弄されにくくなるということです。
なぜなら、他人がどうであれ、自分は今の仕事に満足している、やりがいを感じている、十分に幸せだ。
そう思えることで、他人の仕事における幸福度というのはさほど気にならなくなるからです。
一方で、望まない仕事をやり続けている、自己肯定感が低い人は、他人が嬉々として仕事の話をすることに劣等感を感じます。
それは単純な所得の違いだけではなく、収入以外の目的を持って望んでいるからです。
この両者の違いは、一言で言えば自己実現の差と言えます。
人間の最も高い欲求には自己実現があるからです。
自己実現により近しい立場の人は、承認欲求も満たされており、少なくとも自らが望んでその仕事に従事しています。
やりたい仕事(またはやりがいの持てる仕事)についている人と
何も感じることがない無気質に感じる仕事についている人
この両者には、人生における幸福度の差が時間の経過とともに際限なく広がっていくのです。
この話で最も重要なことは、自分のスタートラインを慎重に選ぶことの重要性、すぐに妥協せずに模索し続けることの必要性です。
まとめ
いかがでしたか?学生の頃はとにかく社会人になってからの自分がどうなっていくのか、とても不安な時期ですよね。
やりたいことを早々に見つけている友人らを横目に、焦る気持ちは日に日に増しているはず。
しかし焦ってはいけません。妥協を繰り返せば、実らない抑圧されたあなたの思いは、いつか爆発してしまいます。
やりたいことの見つけ方は他にもいくつもあるでしょう。
今回ご紹介した方法は、筆者である私自身の経験談に基づいて綴られた、私自身の価値観です。
勉強も運動もダメで、虐めすら経験し、長く暗い時間を過ごしてきた私が
これまで説明した方法で、今は心から自信のある生き方をしている。
だからこそ、自信を持ってお勧めする内容です。
今回の記事が、将来に悩む読者の方にとって、やりたいことを見つける為の一助になれば嬉しく思います。