納得いかなーい!
僕よりも仕事ができない同僚が、なぜかみんなから評判良くて何か不平等感というか・・・僕が仕事できない新人の頃はもっと叩かれたのに納得いきません。
なるほど。もっと根本的な問題としては、好かれる要素は仕事の成果だけなのかと言う点ですね。単純に成果が出ている、出ていないだけで評価されるのであれば、間違いなく相談者さんに利があります。つまり、その同僚さんが好かれるのには成果以外の要素があると言うことです。
仕事ができる以外の要素・・・性格とか?
それだけではありません。今回はそんな仕事ができないのに好かれる不思議な人について解説していきます。ぜひ参考にしましょう!
好かれる人は失敗を引きずらない
失敗は確かに気分が下がる要素です。反省して真剣に悩んでいる姿は仕事に対して誠実な印象を持ってもらえます。が、いつまでもクヨクヨとしているとそれは逆効果です。
なぜなら、人は、ネガティブな人には集まらないからです。
ネガティブな雰囲気、ネガティブな発言、ネガティブな行動・・・こう言った人がいつまでも身近にいるとそれだけで周囲の空気が悪くなってしまうのです。
ネガティブな空気というのは非常に伝染しやすい特徴があります。一人のネガティブな空気に当てられ、一人、また一人と望むような結果が出ずにネガティブの悪循環が生まれます。結果として会社全体の成果にも直結してくる、決して軽視できない問題なのです。
さらに、いつまでも暗い空気を出していると、いわゆる「励まして欲しいオーラ」と受け取られてしまいます。
「かまってちゃんなのかな?」「面倒くさいな」「放っておこう」とむしろ周囲に嫌われてしまう可能性すらあります。
つまり、暗い人より、明るい人の方が好感が持たれるのは当然なのです。
失敗したとしても、すぐに気持ちを切り替えて、「次行こう、次!」と失敗なんてへっちゃらという空気を出す方が建設的な印象を持たれます。
その際、本音では引きずっても問題ありません。つまり、空元気で良いということです。
好かれる人はできない自分を隠さない
よくありがちなのが、失敗したことに対して、言い訳のように苦しい理由を延々と説明する人がいます。
それは率直に言って逆効果なのです。
なぜなら、「こいつ必死だな・・・」と底の浅さを自ら披露しているようなものだからです。
無論、失敗に至った経緯や相手の誤解を解く行為は必ずしも間違いとは思いません。
なぜなら事実なのだから。
問題なのは、できない自分を必死で隠そうとして、バレバレの見栄を張ることです。
例えば、できる自分を演じようと、強引に他人同士の話題に入っていき、大して深くもない知識を披露しては知ったかぶる。そんな「にわかできる人」を演じてしまうことです。
知識の深い側からすれば、それが非常に浅い知識であることなどすぐにわかりますし、何よりも会話に入ってくる理由がわからないのです。
「何で会話に入ってきたんだろ・・・」「関係ないのに」「博識を褒めて欲しいのかな・・・?」
と、すぐさま面倒くさい人認定をもらってしまいます。
一方で好かれる人は平然と「それ知りません!」「〇〇?それって美味しいの?」くらいに、自分の無知を隠さないどころかネタにすらしてしまいます。
そう言った人としての素直さと言う点に高感度のポイントがあるのです。
相手の「そんなことも知らないのか?全くしょうがない奴だな」と人間の教えたい欲求をくすぐる結果にもなるのです。
好かれる人は謎の自信を持っている
「なんであんな盛大に失敗したのに、もう立ち直ってるんだ?」
「普通、もうやりたくないって思うよな?」
「あいつのあの自信はどこからくるんだ?」
こんな人、身近にいませんか?実はこの一見して謎の自信を持っている人というのは、結果として周囲からの評価が高い傾向にあるのです。
なぜなら、見ていて楽しいからです。
それは文字通りの意味だけではありません。「次は何をやりだすんだ?」「どんな失敗をやらかすんだ?」「もしかしたら成功するかもしれない」と言った、先の見えなさが一種の魅力となるのです。
人は元来神秘的なものに惹かれる習性があります。
よくわからない、けど見てみたい。そんな怖いもの見たさの好奇心が人にはあります。
謎の自信を持っている人というのは、こう言った人の習性を自然とくすぐっているのです。
だから「仕事ができないくせに何か気になる」と言った存在感を出すことができるのです。
つまり、仕事のできない人間が挑戦し、失敗や成功する。
その過程が一種のエンターテインメントになっていると言って良いでしょう。
逆に、仕事ができる人というのは、良くも悪くも安定しています。
「どうせちゃんと成果出してくるんだろう」と、初めから高いハードルが用意されており、失敗しても「あの人にしては珍しいこともあるもんだ」くらいにしか留まらないのです。
つまり、安定しているが故に、刺激がないのです。
周囲を魅了したいのであれば、まずは先の読めない破天荒さ、ミステリアスさを出すよう意識してみましょう。
好かれる人はアンダードッグ効果を使っている
アンダードッグ効果とは、劣勢な人を応援したくなる心理のことです。
高校野球などスポーツの世界ではよく感じるのではないでしょうか?
仕事ができないのに、なぜか周囲から好かれる人というのは、この効果を持っていると言われています。
意図的に行っている人もいるでしょうが、ほとんどの場合無意識でしょう。
負けても負けても挑戦し続ける。そんな前向きで直向きな愚直さは周囲の応援を獲得しやすいのです。
本来であれば、失敗し、周囲から悪評をもらってしまうと「もうや〜めた!」と投げ出してしまう人も多いですよね?
しかしここが最も重要なところ。
連敗でも、敵だらけの悪評続きでも、諦めずに動き続ける姿勢が周囲を虜にするのです。
諦めて投げ出してしまった人に、周囲はもう興味を持ちません。
なぜなら、「結局諦めるんでしょう?」と、その先にある結末が予想できてしまうからです。
前述したように、挑戦し、失敗し、成功するかもしれない。そんな過程そのものが周囲に娯楽としてのワクワク感を与えるのです。
つまり、大切なのは失敗を恐れず、失敗したとしても、目の前のことに全力で取り組む姿勢を忘れないことなのです。
好かれる人は必要以上に媚びない
社会人で仕事もできない上に、上司や同僚にゴマも擦れないなら好かれるはずがない・・・!
そう思われるかもしれませんが、それはズバリ間違っています。
仕事ができない。故に嫌われないように媚を売って好感度を維持する。
これはやってしまう人が多いのですが、ただ遜るこの姿勢はお勧めしません。
なぜなら
「こいつ必死だなぁ〜もうこんな手段でしか会社にいられないのか」
「嫌われないように必死なら、多少無茶なこと言っても大丈夫だよね」
こんな風に、あなたを体よく利用する人や、自分で自分の価値を安く見せる行為だからです。
先にも前述したように、底の浅さを自ら露呈し、周囲に「こいつ終わり」認定されてしまうと、誰もあなたの今後に期待しなくなり、必要以上に関係を深めようともせず、存在認証されない状態となってしまうのです。
人は先の見えないミステリアスな要素に惹かれる、という話をしました。
つまり、相手に必死に縋り付いて媚を売る行為は、あなたの魅力を最大限削ぎ落とす行為だということです。
そんな魅力のない人間と仲良くしようという人はごく少数でしょう。
仕事ができないのになぜか好感度の高い人というのは、ニコニコと低姿勢で相手と良好な関係を築く中でも「自分という人間は、こう!」というブレないキャラクターができているものです。
時に上司の意見にも「自分はそうは思いませんでした。なぜならこう思うからです」と言ったように対等に意見を交わす姿勢も持つようにしましょう。
立場は低いけど、ただ遜るだけのYESマンではない。そう思われることが、低姿勢でありながらも舐められない姿勢と言えるのです。
好かれる人はお願いがすごく上手なひとたらし
仕事ができないのに好かれる人の特徴には、他人を頼るのがとても上手な人が多いという点です。
私はむしろ他人に頼るのが昔から苦手な人間でしたので、これをさも当然のように自然と行える人は尊敬してしまいます。
何かを人に頼る、というのは、言うほど簡単なことではありません。
なぜなら、我々日本人は、幼少期より「人様に迷惑をかけてはいけない」と教え込まれてきたからです。
他人に頼って、他人の時間や労力を無駄にしてはいけない。それは失礼なことである。と無意識に決めつけてしまっている人は少なくありません。
特に統計上では兄弟のいる長男・長女は他人に頼ることが苦手と言われています。
そんな中、彼らはとても上手に他人へのお願い事をしてのけます。
人は誰かに必要とされることや頼りにされることに幸福感を感じるものです。
そう言った母性父性本能を上手にくすぐるのです。
しかしただお願いしただけでは意味がありません。
ただでさえ仕事ができないのに、頻繁に質問責めされては自分たちの仕事にも支障が出るからです。
上手な質問の前提としては、言葉選びや態度はもちろんですが、まずは自分なりに解決方法を考える工夫をしたのかどうかが重要になります。
自分で打開策を模索する努力もなしに、すぐに他人に聞いて解決しようとするのはマナー違反でしょう。
「先輩、〇〇について質問なんですけれど、ここの部分がわからなくて・・・。自分でも調べたんですが、どれが正解かわからなくて。先輩の意見をもらえませんか?」
このように、好感の保たれる質問とは自分で解決の工夫をし、自分なりの考えを持ち、その上で相手の見解を求める。
過去に、私の周りでも上手に周囲の協力を得られていた人たちは、決まってこのような質問をしていました。
「解決を丸投げにしない」は、彼らに共通する要素なのかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?今回は仕事ができないのに好かれる人と、仕事ができるのに嫌われてしまう人の違いについて、主に好かれる人の特徴をメインに綴りました。
頑張っているのに認められなかったり、正当に評価されないと納得いきませんよね?
特に自分よりも努力していない人が、自分よりも高評価だったりすると穏やかではありません。
そんな時は今回の投稿を是非参考にしていただけたら嬉しいです。
今回の投稿が、読者の方々にとって職場での良好な人間関係作りの一助になれば嬉しく思います。