【知らないと危険!】先輩夫婦が教える、結婚・子育てを始めたら知っておくべき失敗しないお金の価値観を解説。

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赤ちゃんの足で女性の手がハートを象り、その上を男性の手が同じくハートを象って覆っている画像 結婚の価値観
相談者さん
相談者さん

✨僕たち結婚を考えているんです✨結婚しても、お金はある程度自分のためにも使いたいと思っています。✨今後お金について失敗しないためにはどうすれば良いでしょうかネー?ハハ✨

白ぶどう
白ぶどう

おめでとうございます。そうですね、お金の価値観は人それぞれですが、独身と既婚では、大きく価値観が変わります。というか、変わっていった方が良いでしょう

相談者さん
相談者さん

変わった方がいい・・・と言うのは「独身の金銭感覚のままだと使い過ぎてしまう」と言う意味でしょうか?

白ぶどう
白ぶどう

それもありますが。将来を見据えて、継続的に家族を支えていくにあたって、お金の使い方や考え方も大きく変わってくるのです。世間の「常識」に従ってお金を使うと、望まない支出で後悔することになってしまうのです。

結婚に出産・・・環境が大きく変わり、男女ともに独身時代のようなお金の感覚は次第になくなっていく人が多いのではないでしょうか?

しかし、具体的にどうお金のことを考えていけば良いのか、いまいちピンとこない方も多いはず。

老後や子育てのために、全てを我慢して貯金するのか、子供のために大きな買い物をしておくべきなのか、どこにどのようにお金を使うべきなのかがわからない。

私が結婚や育児に携わった時にも同じ課題に直面し、様々な人からの助言や、失敗と成功を繰り返して今に至ります。

この記事を読めば、損をしないお金の考え方を学ぶことができます。

今回は新米夫婦、新米パパママに向け、家族が増えたらどうお金と向き合っていくべきなのかを、私の実体験を元にお金の価値観を解説していきます。

家族を幸せにするのは愛情。だが、家族を守れるのはお金。

幸せそうな家族の写真

家族を守るのはお金、幸せにするのは愛情。この言葉は、貧しい家庭で育った私が人生30年以上の年月を経て根付いたブレることのない人生観です。

私の両親はとても優しく、愛情に溢れた良い両親です。

しかし、お金を「足し算」でしか捉えることができず、生活に必要な出費でチリが積もった結果、多額の借金とともに思い出の家を手放すことになりました。

家族は全国へ離散し、今も年に数回会うかどうかです。

お金はもちろん、あるに越したことはありません。

貧乏は学びこそあれ、決して美しいものではないのです。

愛情があってもお金がなければ家族は守れません。

なぜなら、ただ生きているだけで、あなたの財布からお金を取っていこうとする物事が、この社会にはあまりにも多いからです。

物価の変動や増税をはじめ、保険、水道光熱費、住居費用、等々・・・、普通に生活しているだけでも、あなたのお財布からは多くのお金が離れていくのです。

時には詐欺や事件に巻き込まれ、高額なお金を請求されることもあります。

このように、社会にはお金という脅威が溢れています。

そんな脅威に抗えるのは、やはりお金だけなのです。

私の両親はお金という刃物で襲ってくる社会の波に、お金がなかったから太刀打ちできなかったのです。

家族が増える、家庭を持つということは、こうしたお金の脅威から家族を守る責任を持つことでもあります。

私と妹、両親は、当時この脅威に勝てずに全国へ離散することとなりました。

好きな時に好きなものを買い、余ったお金を貯金する。貯金は最悪無くてもなんとかなってきた。

こういった独身時代の価値観で、生涯家族を守り支えることはできないのです。

しかし、一方で幸せはお金があれば必ずしも得られるものではありません。

愛情に友情、この世の「情」が付くものはお金では買えません。

私は幼少期、貧しさの中にも、両親や祖父母の愛情があったからこそ、健全に育つことができました。

家族への愛情も、家族を守るお金も、どちらも妥協してはいけないと、そう思うのです。

家族の為に、投資で少額でも資産を築こう

時間とお金の成長を表す画像

家族が増えたら、「使う」から「残す」へ考え方を変えましょう。

最近は投資という言葉も随分身近になりました。つい10年前までは副業や投資といった言葉は、非日常的な世界のもの、という人がほとんどだったからです。

しかし老後2000万円問題から始まり、終身雇用の終わりに兆しが見えはじめた今、会社だけに自分の将来を託せる人は少ないのではないでしょうか?

前述したように、この社会は普通に生きているだけでお金はどんどんお財布から出ていくばかりです。

とはいえ、人間には24時間×365日×12ヶ月×約50年間と言う限られた時間の中でしか、お金を生み出す術がありません。これを労働収入(自分が働き時間をお金に換える働き方)と言います。

この人間の時間的制限を補ってくれるのが「投資」なのです。

投資は「お金に働いてもらい、お金を稼ぐ」と言うのが基本的な考え方です。

なぜ、私が投資を進めるのか。

それこそ、家族の将来を真剣に考えた時、その家族を守るべき資産を少しでも多く築くためです。

労働収入のみに固執すると、お金は溜まったとしても増えることはありません。

年金も、退職金も、銀行預金すら期待できない現在。将来のことは誰にもわかりません。

ただ一つ言えることは、今現在、考えうる最悪の状態を想定し、動く必要があると言うことだけです。

しかし投資には抵抗がある人も多いでしょう。

興味のない、わからないものに無闇に手を出すことはお勧めしません。

もし、どうしても投資に抵抗があると言うのであれば、最大限支出を減らし、具体的な用途と達成額を決めて貯金をしていくことをお勧めします。

お金と正しく付き合うために、慎重になるべき大きな買い物3選

そろそろ30歳になったし、子供もできたし、大きい車やマイホームの購入を検討している方は多いのではないでしょうか?

しかし大きな買い物は特に注意が必要です。

家族の幸せのために、家族を守るためには、ある程度資産を形成していく必要があります。しかし、下記に挙げる家計の三大支出は、一歩間違えると資産形成どころか、家計を無闇に圧迫することになります。

ここでは消費物に高額な支出はしないことをテーマにし、慎重に検討するべき3つの支出を私や知人らの失敗談も踏まえて解説していきます。

車の購入は中古車の一括買いで十分!無理に大きな車でなくても良い。

高額なミニバンを表す画像

子供が産まれると「スライドドアにしなきゃ!」とすぐにミニバンなどのファミリーカーの購入を検討する人がいますが、そこはストップ!

スライドカーにしなければならない理由をしっかり理解してから購入しましょう。

私の知人F君は妊娠発覚から早々に車を新車のミニバンに買い変えていました。

もちろん便利ではあるそうですが、正直、何かとお金のかかる出産直後に急いで買う必要はなかったと語っています。

なぜなら、出産後は遠出はもちろん、一ヶ月近く自宅から外出ができないことに加え、使うのも自分一人であり、スライドドアの恩恵もさほど感じなかったようです。

無理に車を購入したことで、新生児に必要なベビーカーやチャイルドシートなど、利便性の高い、望むものを買うことができなかったと言います。

スライドドアが本当の意味で役立つのは、子供が自分で活動できるようになり、勢いよく扉を開閉して、隣の車に傷をつけないようにするためです。

それまでの3、4年間はスライドだでなくても良い、と言うことになります。

チャイルドシートへの乗り降りしやすさに関しては、今はチャイルドシート自体が180度回転するものもありますし、両手が塞がらないよう荷物を持つ工夫はいくらでも可能です。

実際に我が家もセダンを使用していますが全く不便はありませんでした。

何より新車で買う必要は全くありません。なぜなら、車は服と同じ消耗品だからです。

そもそも高額なローンを組み、生活を圧迫させてまで買い換えるものではありません。

乗るほど走行距離は嵩み、不調も多くなる。ライフスタイルによって必要な車の形や大きさも変わってくる。

買い換えるタイミングは必ずやってきます。

その時「まだローンが残っているから・・・」と生活に合わない車を乗り続けると、不便なだけではなく、不必要な出費までかさむことになるのです。

必要なタイミングで乗り換えをするためにも、車は中古車の一括買いか、リースをお勧めします。

ちなみに、我が家は車をリセールバリュー(売った時の価格)で選択しています。

前述したように、車は資産ではなく消耗品です。売るときには必ず価値が下がります。

しかし、日本車の中にも、一部の海外で需要がある車種は長年乗ってもあまり値崩れせずに、売るときも高い額で売却ことができるのです。

例えば、100万円の車を一括で購入したとしましょう。

売るときに40万円で売れたとしたら、その車は実質60万円で使用していたことになります。

このように、中古でも売却額が高い車を選べば、結果として購入の実質額を安く抑えることができるのです。

資産を築く上で、無駄な支出を抑えるという意味では合理的な買い物であると思っています。

外車も国産車も一部の車種を除いて、ほとんどの車はリセールバリュー(売った時の価格)が安いので、よほどのこだわりがない限りは新車である必要は全くありません。

車の本質は「より多くのものを」「より遠くへ」「より早く」届ける移動手段です。

買い換えるとしても中古で十分であることをお勧めします。

家の購入は本当に必要?ライフスタイルに合わない家はただの負債。

一軒家・マイホーム

家の購入は「購入派」と「賃貸派」に分かれますよね。

私個人は夫婦共々「賃貸派」ですが、購入派の方の否定をするつもりは全くありません。

なぜなら、経済学的に言えば「賃貸派」が合理的だったとしても、満足度や幸福度では「購入派」の方が高いからです。

それは人が所有することで幸福感が上がると言う脳機能に基づいているからです。

ここで私がお伝えしたいのは、自分たちが将来目指すライフスタイルに、本当にその土地で良いのか、その家の形で良いのか、そもそも家が必要なのか、をよく考える必要があると言うことです。

家は買った瞬間から値崩れすることから、資産として持つためには将来地価が上がるところに建てる必要があります。日本では東京の一等地などが唯一該当します。

残念ながらそれ以外で家を購入しても、日本ではほとんど資産としての価値はないということです。

しかし、資産としてではなく、あくまでも満足度や幸福度を追求する上で購入するのであれば問題ないでしょう。

老後を考えれば二階部分は使わなくなりますし、子供が学校でいじめにあったり、転職などをしても住む場所は変えられなくなる。そういった「万が一」も視野に入れて購入を検討しましょう。

なぜ、ここまで賃貸派の人が増えたのか?それは老後や子供の将来を考えたとき、資産を築く上でローン(負債)そのものが非常に大きな足枷となるからという考えが世間で普及したからです。

なぜなら「資産」とは自分のお財布に入ってくるお金や物・仕組みのこと、「負債」とは自分のお財布からお金が出ていく物や仕組みのことをいいます。

この条件に当て嵌めれば、家や車のほとんどが資産ではないことがわかります。

我が家もこう言った支出を抑えるという理由から、自宅購入はやめました。

これがこのタイトルの本筋とも言える一文でしょう。

車然り、家も然り。ローンというのは働き方や生活の仕方を大きく制限するものであり、買った以上生活水準を下げられない、とても大きな出費であるということです。

将来想像する家族のライフスタイルに見合わない場所や価格、形などで家を購入してしまうと、満足度は低く、ただの負債をローンで買ったのと同じ意味になってしまうのです。

自分一人ではない。家族のこれからを考えたとき、自分の家族にとって本当に必要なものであるかどうかを、今一度よく考えて「お金」というものを考える必要があるのです。

くれぐれも見栄や世間の常識でなんとなく購入することはないようにしましょう。

保険入り過ぎてない?保険は10000円を超えないこと!

安心を傘で表した様子

これは私の失敗談になりますが、独身時代、私は保険だけで3万円近く様々な商品に加入していました。

がん保険、医療保険、火災保険、自転車保険、車保険、入院保険、等々・・・

数え出したらキリがないほどの保険漬け状態でした。

社会に出て間もない頃だったということもあり、万が一に備えて、保険セールスの言うがままにお勧め商品に加入してしまったわけです。

しかし、日本にはそもそもの公的制度が充実していますし、貯蓄さえある程度しておけば、さほど問題にならないことを知りました。

現在はがん保険も医療保険も入院保険も入ってはいません。火災保険も不動産がおすすめするものをやめて自分で探したことで1/4にまで減額。車も車両保険を外したことで大幅に安く済みました。

これらは全て、妻と一緒に勉強した結果「不要」と判断したためです。

もちろん、必要性はさておき、「安心を買いたい」という目的であれば加入も良いでしょう。

また、貯金ができない、貯金する経済的余裕がないという人は保険加入が最適解と言えます。

しかし、もし貯金する余裕があるにも関わらず、保険漬けになっている人がいれば、即座に見直しをお勧めします。

なぜなら、保険というのは使い勝手が悪いからです。

がん保険はがんにならなければおりませんし、車は入っているオプションや状況次第で保険が降りない場合もあります。

私見ですが、保険会社の本音は「できるなら払いたくない」なので、保険というのは本質的に我々庶民の味方だとはあまり思っていません。

つまり、最も汎用性が高い保険とは、自分の「貯蓄」なのです。何にでも使えるオールマイティー保険とも言えるでしょう。

まずは100万を目指し、今からでも「万が一貯金」を始めましょう。

さて、このように家計の三大支出である保険は、家族が増えることでより一層出費が増えていきます。

保険というのは不安だから加入しますよね。しかし「不安」という支出は、情報を得ることで解消することができます。

家族の将来を考えた時、不要な保険に高額なお金を支払うことで本来できるはずだった資産形成の機会を逃してしまうので、定期的な見直しをお勧めします。

まとめ

いかがでしたか?今回の投稿は、私自身が実際に結婚し、子育てを通して変わった、身につけるべきお金の価値観について触れてきました。

私自身、独身時代と結婚後の自分を比べると、大きく価値観が変わりました。

自分でもびっくりです。

それは妻と出会い、子供ができ、自分以外の大切なものができることで、その環境の変化が私を大きく変えてくれました。

私は家庭を持つことで、改めて、価値観をアップデートできたのです。

今回の投稿が、結婚後に独身時代の感覚がなかなか抜けずに窮屈な思いをしている、そんな読者の方にとって、価値観をアップデートする一助になれれば、嬉しく思います。